震度7の巨大地震の後に住み続けられる「粘震構造」

繰り返しの揺れに耐える”粘り強さ”
家族の暮らしと資産を守る『粘震』(ねんしん)

性能表示制度の耐震等級3相当を実現する高強度の構造体に、新開発の制振機能を搭載した 『粘震+eパネル』を採用。 圧倒的に粘り強い構造が、繰り返し発生する地震に対して効果を発揮します。

※粘震とは?
優れた耐震構造にさらに制震機能を搭載することで、建物の粘り強さを高めた構造を表す考え方。

 

耐震+制震「粘震+eパネル」の

実物大の構造体を使用し、

繰り返しの地震に対する耐震性の維持を確認

 

建物の変形量が約1/2

実験1回目の建物の変形量は、耐震等級3相当の構造体では28.3㎜。

フィアスホーム粘震住宅の構造体は15.2㎜と約1/2の値となりました。

地震による建物の変形量を耐震等級3相当の構造体の

約1/2に低減できることが実証されました。

青色の波形で示されたフィアスホームの粘震。

耐震等級3相当の構造体と比較して、

変形量が小さく、建物の揺れが収まるまでの時間も

短いことが確認されました。

 

繰り返しの地震に強い

実験1回目と実験10回目の建物の変形量の差は、耐震等級3相当の構造体では

+89.2㎜(28.3㎜→117.5㎜)に対し、フィアスホーム粘震住宅の構造体は

+3.0㎜(15.2㎜→18.2㎜)となりました。繰り返しの地震でも制震性能が

持続されることが実証されました。

※プランや敷地条件、地震の規模や揺れの方位等によっては建物の低減率が異なります。

※記載内容は、住宅性能表示制度における最高等級の評価基準を満たすよう設計評価したものです。

 同制度に基づき設計段階で評価したもので、完成後や経年変化を考慮したものではありません。

※粘震とは、フィアスホーム独自の造語です。

制震:オリジナル高性能パネル『粘震+eパネル』

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●地震エネルギーを吸収し、熱エネルギーに変える。

特徴1 繰り返しの地震に強い

特徴2 建物の変形量を約2分の1に低減。

特徴3 家全体がまるごと制振装置

※一般住宅(耐震等級1相当)と比較した場合でプランや地震の揺れによって低減する率は異なります。

高層ビルにも用いられる粘弾性体を使用
粘性と弾性の両方の性質を併せ持つ素材。変形時にエネルギーを吸収し熱エネルギーに変える性質があります。

●『粘震+eパネル』仕組み 家まるごと制振装置

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『粘震+eパネル』の粘弾性体が、パネルと軸組の間で緩衝材として機能します。
これによって モノコック構造体自身が粘り強くなり、地震エネルギーを建物全体で吸収し変形量を小さく抑えます。

建物にかかる負荷を地面全体に分散して伝える『オリジナルベタ基礎』

5-11家の基礎となる部分には、建物自体の重さを受け止めるとともに、地震・台風時に架かる瞬間的な負荷を しっかりと地面に伝えなくてはいけません。
フィアスホームの基礎は、建物にかかる負荷を地面全体に分散して伝える、鉄筋コンクリートオリジナルベタ基礎です。
基礎立ち上がり幅は、住宅金融支援機構住宅仕様の120mmを大きく上回る160mmを採用。
鉄筋のかぶり厚さを大きくすることで、コンクリートの中性化による鉄筋の腐食を防ぎ、高い耐久性を保持します。

耐震:基礎や構造に対する取り組みで優れた耐久・耐震性能を実現。

3_2フィアスホームでは、大切なご家族と住宅を地震や台風から守るために、柱・梁・主要な壁・基礎など構造躯体部に先進の技術を採用。

基礎・構造上の強度やバランスを高め、阪神、淡路大震災の1.5倍の地震の力に耐え得るような高耐震住宅を実現させています。

 

 

モノコック構造 地震や台風に強い構造を実現

3_3オール4寸の構造用集成材は、金物接合。フィアスホームは高い品質お構造材を、強化した接合方法で、堅牢な躯体の基礎を作ります。 その躯体の床・壁面を壁パネル等の面材で被い構造を一体化させモノコック構造とすることで、地震や台風に強い構造躯体としています。

軸の発想から箱の発想へ

木造軸組み工法
柱や筋かいなどの軸材に大きな力が集中して、建物がねじれやすくなる。

木造軸組+パネル工法(フィアスホーム)
床・壁面が一体となり、力が分散されるので地震にも強い。

高強度の構造材ち接合金物を採用

kanagu5_02建物に台風や地震など強い力が加わったとき、最も影響を受けるのが柱や梁などの接合部で、その部分の強度不足が在来木造住宅の弱点とされていました。
従来の『ほぞ』加工による接合では、断面の欠損が大きく、強度的に不安を抱えることになります。
そのため建物が揺れて変形し接合部に強い力が集中すると、建物の損傷や場合によっては倒壊する危険性もありました。
Image_0034_master_a木造軸組み+パネル工法ではこの接合部に高強度接合金物を使用することで柱・梁の欠損を最小限に抑えながら接合部自体の強さを高めています。
この接合金物により、柱、梁などの構造材は強固に接合され、地震や台などで建物が倒壊することを防止します。
また、主要な構造材には日本農林規格(JAS)の認定を受けた集成材(エンジニアリグウッド)を使用し、材料自体の強度と安定した品質を確保。 耐震・耐風性をさらに高めています。

接合強度をいつまでも維持する『耐久性』

110年以上の耐久年数をほこる3層の表面加工

Image_0034_master_a建てたときの強度をずっと維持して、いつまでも地震に強い家であるために、テクノスター金物の耐用年数に求めた基準は110年以上。表面に3層の加工を施し、いちばん外側には、自動車の防錆技術として開発されたカチオン電着塗装を採用しました。
サイクル腐食試験機の試験結果により、フィアスホームのテクノスター金物は、110年以上の耐用年数があることが実証されています。

E4_danmenサイクル試験と推定対応年数計算式により、溶融亜鉛系のメッキだけで70年以上の耐用年数が確認されました。
さらに、2層のコーティングを施することで、110年以上の耐用年数が実証済です。

高強度接合金物による確実な施工

柱、梁の接合部は、職人の腕に左右される『ほぞ加工』ではありません。
フィアスホームの住宅では、高強度の接合金物によって、構造体が頑固に接合されます。

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    接合金物が取り付けられた柱
  2. 5_7
    組み上がった柱
  3. 5_8
    梁の施工
  4. 5_9
    組み上がった1階と2階の床梁